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2012 03,21 18:29 |
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50代女性。昨年末から急に右腕を上に挙げると痛くなり、
頭を洗うのも腰に手を回すのも痛くて出来ない。 また、頭を振り向くために回すことも痛くて出来なくなり2ヶ月経っても 全然回復しないので来院されました。 まず、肩を触らせて頂くとパンパンに張ってました。 これだけ張っていたらなかなか自分で回復するのは難しい状態です。 最近の生活習慣のお話を伺うと、去年からずっと仕事が忙しく夜遅くまで働いていたそうです。 元々肩こりは慢性的にあったそうなので、夜遅くまで働いて体に負担がかかった事と、 冬で体が冷えた事で筋肉が強く緊張した事が原因だと思われます。 治療内容は、運動療法、鍼、灸、テーピングです。 運動療法で崩れた筋肉のバランスを調整して動く範囲を広げて、 鍼で痛みのある場所の血流を良くして回復力を高めます。 最後にテーピングで痛みが出ないように筋肉を支えて筋肉の回復を助けます。 1回目の治療後、 少し痛みはありますが、腕を挙げることも顔が振り向くことも出来るようになりました。 2回目(1週間後)、 強い痛みは無くなり、だいぶ動かせるようになっていますが、大きく腕や首を動かすと 少し痛みが出ます。 運動療法と鍼で痛みが無くなったので今回テープは無しで様子を見て頂く事にしました。 3回目(1週間後)、 日常生活で痛みは無くなりましたが、腕を腰の方に大きく動かすと肩に少し痛みがあります。 首は違和感無く回るようになりました。 今回から前回までと同じ運動療法、鍼に加えて、体の冷えを取るためのお灸と首肩の 緊張を緩めるために筋膜リリースを追加しました。 4回目(1週間後)、 動きは良くなって来ていますが、まだ若干違和感が残っています。 治療は前回と同じです。 5回目(10日後)、 違和感がほとんど無くなり、大きく動かしても少し左腕より動きが悪いかな、 という感じになりました。治療は前回と同じです。 まだ、若干の左右差は残っているのですが、ここまで来れば患者さん自身で治す事が出来るので、 毎日の運動の宿題をお伝えして当院での治療は終わりました。 治療の期間は約1ヶ月半、全5回の治療で卒業になりました。 最初の治療の時にお伝えした生活習慣の改善、毎日の運動の宿題を患者さんがしっかり やって頂けたので回復はとても順調でした。 残念なことに、首や肩のこりは治らないものだと多くの方が諦めています。 そして、首肩のこりが悪化しても湿布を貼るくらいしか治療法は無く、自然に回復するのを 待っている方がとても多くいらっしゃいます。 今までの生活習慣のままで体に自然に回復しなさい、と言うのはちょっと難しいと思いますが、 長年の首や肩のこりも、体に優しい生活、体の正しい使い方を知って、生活を改善して いくことで冷えや緊張が無くなって、柔らかい体に変わっていきます。 すぐに変わることは難しいかもしれませんが、次の季節を迎える毎に変化を感じて頂けると思います。 諦めることなく、ぜひ体の為に生活を見直してください。 肩こりは治らない、なんて勘違いしているのはもったいないと思います。 ましてや歳をとったら40肩、50肩になるのはしょうがないなんて本当にもったいないです。 PR |
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2012 02,28 10:31 |
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先日フェイスブックにこんな記事を書きました。(風の音治療院のフェイスブックのページはコチラ)
冬の間じっとがまんしていた患者さんも春になって治そうと動き始めたんですかね? ちなみに首と肩が痛い。と言う症状が非常に多い。マクロビオティックをやっている人、 何故多いのか原因を考えてみて下さいね。(2月11日) organic studio auraのアドバンスコースに参加された方はテキストを読み返して 頂ければ答えは出てくると思います。復習してくださいね。 2月に入ってから本当に首肩が痛い(とくに首)、首が回らない、腕が上がらない、 という患者さんが増えています。 なぜ、こんなに首が痛くなってしまうのか?原因は冬の過ごし方にあります。 寒い冬の間は体を冷やさないように、体内の熱を逃がさないようにするために アルコールを沢山飲んだり、甘い物を沢山食べたり、汗を沢山かいたりしないで 体の中に熱(エネルギー、気)を貯めておくというのが生活の基本になります。 春に向けて動物たちは冬眠をする、人は計画を立てる季節です。 春になると植物が地面の中から芽を出すように、人も活動的になるのですが 冬の過ごし方を間違えると春になった時にエネルギーが足りなくなってしまいます。 体は動きたいのに筋肉や腱がスムーズに伸びて動くことが出来ず、ストレスだけが かかってしまうので筋肉のコリや痛みなどの症状が出やすくなってしまいます。 とくに陰陽五行説では春に1番活動的になる肝臓の働きは、体の部位では首の 後ろに表れると考えられているので、首肩のコリや寝違えなどが春になると特に 増えてしまいます。 ちなみに冬(腎臓)は腰、膝に出ます。 治療方法は症状の強さにもよりますが、 筋肉の緊張を取るだけでよければ、運動療法と鍼で筋肉を緩めます。 この春に来院された多くの患者さんはこの治療で大丈夫でした。 ただ、体の中が強く冷えている人は、筋肉を緩めることと合わせて、 お腹の働きを戻して体を暖めることも必要になるのでお灸や鍼などで 全身の調整も大切な治療になります。 そして宿題として、体を温めて食事に気をつけて頂きます。 体には本当に正直に自分の生活習慣が出ます。 秋、冬の生活習慣の乱れは首肩のコリ以外に風邪やアレルギーとしても表れます。 毎年春になると風邪を引いたり、花粉症になったり、皮膚が荒れたり、する方。 2月に入ってから体調が気になるという方。 今までの生活習慣を振り返ってみてくださいね。 |
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2012 02,20 18:15 |
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前の週に治療に来たときには体調が良くなって来ていたのに、
今週になって体調を崩した患者さんたち。 別にそんなに不摂生をした訳では無い、と言っていたのですが、 よくよく話を聞くとバレンタインのチョコが原因でした。 プレゼントする分とは別に自分にもチョコレートケーキを作って1人で食べ過ぎた人、 会社でチョコ イベントだからしょうがないよね、とあまり気にされていなかったみたいですが 体は正直に反応していました。 今週多かった症状として ・お腹の調子が悪い。 ・なんか胸がムカムカする。 ・歯が浮いた感じがする。 ・手足が冷える。 ・腰が痛い。 など。 極陰性のチョコ、砂糖、ミルクの影響で体が中から冷やされて、 お腹の調子が悪くなったり、筋肉の緊張が強くなっていたり と、いろいろな形で影響が出てしまいます。 症状を改善するためには、体を中からも外からもしっかり暖めること。 食事を少し陽性にしたり、湯たんぽを抱いたり、 梅醤番茶も手軽でおすすめです。 みなさんのお腹は大丈夫ですか? 来年からはチョコと一緒に梅干もプレゼントしてみては? 「なんて体思いの優しい人なんだ!」って思う人もきっといるはず… |
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2012 01,31 01:03 |
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TVで「痔」の治療のことが取り上げられてお医者さんが
いろいろとお話しされていたみたいです。 ちょうど今度は何を書こうかなと思っていたところだったので助かりました。 当院での「痔」の治療、考え方について書きます。 最初からは言うには抵抗があるのと、鍼灸院で治ると思っていないからだと 思うのですが、「痔の治療をしてください。」と最初から言ってくる患者さんは 今までほとんどいません。 他の症状の治療をしていて段々なんでも話せるようになってくると 「実は痔なんですけど、鍼とかお灸で治療できますか?」と言われる事が多いです。 あとは何回か治療をしてから「実は痔があったんですけど最近治ったんです。 この治療と関係あるんですか?」と言われることもありました。 「痔」になる原因には消化器への負担と腹部、骨盤内の冷えがあります。 治療のポイントは冷えをとって、骨盤内の血流を良くすること。です。 そのためにはまず日常の食事で体を冷やす食べ物(極陰性)を好きな方が 多いので、症状が改善するまでは少し控えて頂くのと、消化吸収のために 消化器に負担をかけてしまう動物性食品も少し減らして頂きます。 当然アルコールも控えてもらいます。 そして体の冷えを減らすために家にいる時は湯たんぽを抱いていてもらうこと。 日常生活の基本はこの2つだけです。 これだけでもだいぶ変わると思います。 当院での治療ですが、お灸とテーピングが中心になります。 お腹と骨盤内を暖めるためのツボを選んでお灸をします。びわ温灸を使うことも多いですね。 体の状態によって鍼を合わせて使うことももちろんあります。けっこう使います。 ちなみにお灸も鍼も腰やお腹にはしますが、臀部にはしません。 で、治療の1番のポイントはテーピングです。 筋肉を支えるテーピングで?と思われるかと思いますがこれが効きます。 骨盤内の血流を良くして暖まるようにテーピングをするのですが、 テープの種類と貼り方にちょっとだけコツ(お尻に貼るわけではありません)があります。 この特殊な貼り方をすると効果がすぐに出ます。 早い方だとその日から痛みが減ったり、無くなることもあります。 ただ、このテーピングは効果が3日しかもたないので貼り換えが必要になります。 治療の最初の頃はテーピングを剥がすとまた症状が出てくることがあるので、 体の状態が安定するまではあまり間を空けない方が良いと思います。 あと、湿布や絆創膏に皮膚が負けてかゆくなったり、赤くなったりしてしまう方は このテーピングでも負けてしまうと思われるのでお勧め出来ません。 (心配な方はテーピングを貼る前にパッチテストで確認します。) 治療効果は体の芯どれくらい冷えているかで個人差があります。 2、3回の治療で卒業された方もいらっしゃいますが、 だいたい1ヶ月位は見て頂きたいと思います。 伝えることに抵抗がある方は、生理痛が強い、お腹や腰、足がすごく冷えている、 冷え症を改善したい、と言って頂いても近い治療にはなります。お気軽にご相談下さい。 ブログに書くことを探しています。何かありましたら言ってください… |
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2012 01,29 00:15 |
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食事が乱れたことで不眠になった30代・女性の患者さんです。
年が明けてから寝付きが悪くなった、朝なかなか起きられない、という患者さんが 増えました。そして皆さんそろって「原因が分からない」と言われます。 緊張や興奮が原因で寝付きが悪くなる、ということは知られていますが、 食事が原因で不眠になることはあまり知られていないみたいです。 今回の患者さんも年末頃から眠れなくなったけど、 思い当たる理由が無い。と話していました。 今回も症状が出たのが年末からと言うことなので、「食事」が原因かな、 と思ったのですが、まずは何か生活で変わったことは無かったか尋ねると、 やはり忘年会やクリスマス会などで外食が多かったという答えが帰ってきました。 不眠の原因になる食事とは、 ・過食 ・遅い時間(寝る直前)の食事 ・肉食(動物性食品) です。 沢山食べたり、食べる時間が遅かったりすると寝る時になっても胃や腸などの 消化器に食べ物が残ってしまいます。そうすると、寝ようとしても消化器は 働いているので体全体が休むことが出来なくて寝付きが悪くなるし、 眠れたとしても浅い眠りになってしまいます。 また、動物性食品を多く食べることも不眠の原因になります。 動物のエネルギーはとても強いので食べると心身ともに興奮します。 「血が騒ぐ」という状態です。 晩御飯に動物性食品を沢山食べると寝る時までに興奮が収まらないので 眠れなくなります。寝ようとしても何か頭の中でグルグル、グルグル考えてしまって 眠れないと言う経験ありませんか? 肉、魚、卵が好きな人は夜食べるより昼食べるようにして下さい。 昼に食べれば寝るまでに時間があるので色々と活動して動物のエネルギーを 消費できて眠りやすくなります。また、エネルギーを消費するための活動量の 少ない年配の方が動物性食品を食べる事もあまりお勧めしません。 スポーツ選手には体を興奮させるために昼ご飯に動物性食品は必要だと思いますが、 晩ご飯に肉食は疲労の回復が悪くなるのでお勧めはしません。 朝の目覚めが悪い、頭や体がスッキリしていないと言うのも食べ物、食べ方が原因です。 体は血液をキレイにしようと私達が寝ている間に働いてくれています。なんとなく 想像できると思いますが、脂や添加物などでドロドロに汚れた血液を1晩でキレイに 掃除するのは大変です。血液が汚れるような食品をたくさん食べると朝までに血液を キレイにすることができなくて、朝の目覚めが悪くなり、1日中頭と体の重ダルさを 感じてしまいます。朝から汚れた血液が体を回るんですからね、しょうがないですよね。 私は以前は1日3食肉食、夜でもガッツリ肉食でしたが、肉食をした次の日に このダルさが強くなることに気が付いてから、肉食をほとんどやめる事ができました。 みなさんも意識してみてくださいね。 普段の食事が消化器に負担をかけていると、慢性的な不眠や目覚めの悪さ、 体のダルさになります。 急に普段より多くの動物性食品を食べたり、消化器に負担のかかる食事や アルコールが何日か続いたりしても不眠になります。 この時に自分で食事を正して消化器の働きを改善できれば良いのですが、 改善されるまでにはどうしても時間がかかるので、治療やお手当をした方が 早く症状を改善することができます。 ちなみに体の冷えや緊張、精神的なストレスが原因の場合は少し治療のポイントが 変わってきます。それはまた今度。 今回の眠れないと言う患者さんですが、食べ過ぎて調子を崩したお腹の働きを 戻すことと、動物性食品などで体の中に溜まった要らない物を外に出して血液を キレイにすること、眠れないので特に頭をスッキリさせること。 これが今回の治療のポイントです。 治療方法は、以前書いた「胃もたれ」の治療とほぼ同じで井穴刺絡、鍼、塩灸が 基本の治療となります。そして、患者さんの体の状態に合わせて、頭に刺絡をしたり、 背中に吸い玉(カッピング)をしたり、運動療法をしたりすることもあります。 今回の患者さんは全身のダルさもあったので全身に軽く運動療法も追加して入れました。 今回のように食事の不摂生が短期間続いたことが原因で不眠になった場合は、 治療の効果は出やすいので大体1~2回で不眠は治ります。この患者さんも 1回目の治療の次の日に「ぐっすり眠れました。」と報告のメールを頂きました。 長期間の食事の乱れが原因の不眠の場合はもう少し改善されるまで時間がかかります。 ただ、治療の基本は食事です。食事を変えて体の負担を減ると治療の効果も高くなり、 回復が早くなります。 昔から寝付きが悪い、朝の目覚めが悪いと言う方はちょっと食事を見直してみてください。 いつもお腹いっぱいまで食べ過ぎていませんか? 動物性食品が多くないですが? 試しに腹八分目にすることと、1週間晩ご飯から動物性食品を抜いてみてください。 朝の目覚め、頭の重ダルさ、変わりますよ。 |
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