最近、「腰が痛い」と言う患者さんが増えています。皆さんの腰の調子はいかがでしょうか？

そして、なんで腰が痛くなるのか知っていますか？
運動や重い物を持った、くしゃみをした、と言う事だけが原因ではなく、「お腹」がとっても
大事なポイントです。
このあまり知られていない原因を知っていれば、自分で腰痛の予防と改善が出来るので、最近腰が
痛い、慢性的に腰痛持ちと言う方には、この腰痛とお腹の関係を知っておいて頂きたいなと思います。

運動した、重い物を持った、くしゃみをした、など…これらは腰痛の原因ではなく、「きっかけ」です。
体調が良い時には普通にしていた事なのに、体が緊張していたり、弱ったりしていたから体が耐えられず、
筋肉が傷付いたり、バランスを崩して腰が痛くなってしまったんです。
なので、原因は腰が痛くなる前の生活の中にあって、ほとんどの方が「食生活」に原因があります。
特に痛めた理由が分からない、朝起きたら痛かった、と言う方は、まず前の日に何を食べたかを
思い出してみてください。きっといつもと違う食生活だったと思います。

お腹と腰を分けて考える方が多いので「お腹が原因ですよ」と言うと驚かれることが多いのですが、
お腹と腰は表と裏の関係です。消化器に負担がかかればすぐ後ろにある腰にも負担がかかって緊張して、
ちょっとしたきっかけでバランスが崩れ、痛くなります。

最近、札幌にも夏が来ましたね。
お酒がおいしい季節です。
BBQなんかも楽しい季節です。
暑いとコーヒーも飲みたくなりますし、ソフトクリームも良いですよね。
スイカやメロン、果物も良いですよね。
つるっと食べやすい麺も良いですよね。

残念ながら、みんなお腹に負担がかかります…

アルコール、脂っこい物、カフェイン、砂糖、冷たい物、果物、小麦粉。
最近増えていませんか？
普段から好きでよく食べていませんか？

最近腰が痛い人も、慢性的に痛い人も、これらの物をちょっと減らしてみて下さい。
きっと朝起きた時の腰の感じが変わると思います。
そして、日に日に腰が軽くなっていくと思います。

飲んじゃダメ、食べちゃダメ！　ではないので、腰が痛くならないように、お腹に負担がかかり過ぎ
ないように上手に飲んで、食べてください。
ただ、どんなに良い物でも食べ過ぎたら負担になるので、腹７分目くらいでお願いします。
そして、飲んだり食べたりしたら、お腹を少しでも助けてあげて欲しいので、暖めてください。
暑い夏でもお腹を暖めると気持ちが良く、体が喜んでくれるので、仕舞ってしまった湯たんぽを
もう一度出してきてくださいね。


朝起きたら腰が痛い、ってなんだかおかしいですよね？
前の日に食べた物がお腹の負担になって、腰まで緊張して痛いんです。
お腹の働きが落ちる夏に、脂っこい物で精を付けよう！！なんて思わないで、サッパリしたもので
お腹に優しく精を付けてくださいね。
そして、暑いからと言って冷たい物をがぶ飲みしないでくださいね。

ぜひお腹に優しい、腰にも優しい生活をして頂きたいと思います。よろしくお願いします。