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2017 07,07 20:04 |
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これからやってくる暑い夏が、うれしい人も、嫌だなって思う人もいると思いますが、みなさんはいかがでしょうか。
夏をどう過ごすか?と考えたときに、ほとんどの人が 「どうやって暑さに負けないようにするか」 を考えると思います。 マクロビオティックをやっている人だと、 「陽性の季節だから陰性の物を食べよう。」 と言うのが基本になると思います。 暑い夏だから、暑さに負けないようにする。 コレは確かに夏の過ごし方の基本なので、マクロビオティックのどの本を読んでも、体の熱の冷まし方や料理の事が書いてあります。 ただ、コレは「暑い」と感じる場所に住んでいる人の話で、札幌のように涼しい土地だと、この過ごし方では元気が足りくなってしまう人もいます。 暑い夏の基本の過ごし方はいろんな本にも書いてあるので、今回はちょっと「夏が物足りない人」のための過ごし方を書いてみたいと思います。 暑い夏のある地域から札幌に引っ越して来た方には役に立つ話しかな、と思います。 まずは、季節と体の関係の基本の復習から。 僕たちの体には、五臓と呼ばれる内臓器があると東洋医学では考えられています。 この五臓にはそれぞれ担当している季節があって、担当の季節が来ると季節の気候に合うように体を調整してくれています。 例えばこれからの夏だと、心臓が中心になって体の働きを調整してくれる、と言う考えです。 (五行説と言う考え方で、春は肝臓、夏は心臓、土用は脾臓、秋は肺、冬は腎臓です。) どんな風に調整するのかと言うと、基本は植物と同じです。 植物は季節の影響を受けて、春に芽を出し、夏に大きく成長し、秋に実を付け、冬は地に潜む、と言うリズムの1年なので、コレを人に当てはめると、夏は行動を起こし、全力でやり切る、と言う考え方になります。 ただ、季節の内臓器がしっかりと動き出すためには、出番が来たことを体が感じる必要があります。 何が各五臓に出番を教えてくれているかと言うと、季節毎の気候です。 体が季節の気候を感じることで、季節の内臓器が反応して強く活動し始めるんです。 夏の場合、暑さを体が感じることで、心臓は「自分の季節が来たぁ!」と元気に活動を始めます。 そして、僕たちは「熱く」なって、「何か動きたい!」「満足するまでやり切りたい!!」と言う熱い欲求が出てきます。 なので、夏には暖かさ、ではなく、暑さが必要なんです。 これが季節と体の関係の基本です。 では、話を夏の過ごし方に戻しますが、北海道の場合、ちょっと難しい点があります。 北海道に長く住んでいる人だと、この暑さでも十分「暑い、夏だね。」って感じていると思いますが、道外から来た人だと物足りなく感じることはないでしょうか? 僕は10年前に東京から引っ越してきたのですが、札幌の夏はとにかく快適なんです。 暑くない。涼しい。 とにかく快適で夜もぐっすり眠れる素敵な夏です。東京のあの暑さと湿気と比べたら札幌の夏は天国です。 患者さんから「今日も暑いですねぇ…」と言われても、僕にとっては全然暑く感じないんです。 ところが札幌に来て1年目、札幌の快適な夏を満喫していた僕の体にある日、変化が起きました… 夏も半分を過ぎた頃、東京に住んでいた時には感じたことの無いような、なんだかモヤモヤしたものを感じるようになってきたんです。 そして、このモヤモヤを解消するために、なんだか無性に体を動かしたくて、外を走りたくなってきたんです。 しかも、ジョギングなんて優しい走りじゃなくて、全力疾走したい欲求です。 結局、このモヤモヤを晴らすために僕は、最初の3年くらいは夏の終わりころになると外でダッシュをするようになっていました… ダッシュして、ハァハァ言いながら、汗ダラダラになって、ニヤっとしてました… ココに夏の過ごし方のポイントがあります。 夏の暑さが物足りないと、僕みたいな欲求が出てくる人がいます。 夏になるとジンギスカンを食べたくなる人もいると思います。 夏を元気にじょうずに過ごすためにはまず、夏の「暑さ」をどう感じているか?で分けて考える必要があります。 暑さに【満足している】のか【物足りない】のか、ココがとっても大事なポイントです。 暑い!と感じている【満足している】人は、どう熱を冷ますかを考えて生活をすることがポイントです。 僕のように【物足りない】と感じる人には、冷ますだけではなく、夏の体になるような事を生活に足すことが大切なポイントになります。 僕がダッシュしたくなった理由と「涼しい」「物足りない」と感じている人の夏の過ごし方のポイントは、長くなったので次回に続きます。 PR |
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2016 04,06 16:03 |
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冬の内臓器である腎臓の働きと生活のポイントを知って頂きましたが、もう1つ今回の記事のタイトルになっている大事なポイントがあります。
それが、春の過ごし方です。 またちょっと五行の話になるのですが、季節毎に中心になって働いてくれる内臓器がありましたよね? がんばって働いてくれて、次の季節が来たらその季節の内臓器に仕事を引き継ぐわけです。 もちろん、各内臓器の基本の仕事は変わらず1年中あるのですが、繁忙期が終わって通常の仕事量に戻るんです。 これを毎年繰り返しています。 季節は1日に置き換えることも出来るので、毎日1日の中でも繰り返しています。 (朝=春、昼=夏、夕方=秋、夜=冬) で、腎臓に優しくない生活をしてしまった方。 冬の間にぐったり疲れさせてしまった腎臓にしっかりと回復してもらう事が大切ですよね。 冬担当の腎臓にとって春夏秋は通常営業の季節なのですが、この3つの季節の中に腎臓が一番回復出来る休みやすい季節と言うのがあるんです。 なので、その季節を上手に過ごすと、しっかりと回復する事が出来ます。 1番回復出来る季節は、担当する季節の次の季節です。 この時期が休憩して、回復するための季節となります。 腎臓にとって、「春」と言う事です。 冬の間に腎臓に沢山負担をかけてしまった方。 一年中、腎臓に負担をかけてしまってる方。 慢性的な腰痛を持っている、耳の調子が悪い、根気が無い、膝が痛い、物忘れがひどい、すぐに不安になる… これらは腎臓が疲れているサインです。 そして、生理痛やPMSなど生殖器に気になる症状がある方。 妊娠したいけど、なかなか妊娠出来なくて悩んでいる方。 これも腎臓が弱っているサインです。 これらのサインを受け取ってしまっている方、お願いします、腎臓に優しい生活をしてください。 しっかりと回復する時間を作ってあげてください。 この春を、自分の体に優しく過ごしてください。 簡単に出来る事は沢山ありますからね。 ・早く寝る事。 ・お腹と腰を暖める事。 ・軽く運動をして、体を動かす事(ヨガ、ウォーキングなど) 毎日じゃなくても良いんです。 今までより、少しでも自分に優しくしてあげてください。 そして、今まで好きなだけ飲んで食べていたのなら、ちょっと食生活も見直してみて下さい。 甘い物、減らしてみましょうね。 コーヒー、アルコール、飲むことが習慣になっているだけじゃないですか? パンはお米に変えてみましょうか。 味噌汁も飲みましょうか。 食生活も出来そうなところを見つけて、ちょっと意識してみて下さい。 いきなり全部を変えようとしないで、出来る所からちょっとずつやっていってください。 だんだん変えられる所が増えて来て、優しい生活に変わっていくので、ゆっくりやってくださいね。 ①生殖器と内臓器の関係の話 ②五行の話 ③腎臓の話 ④春が大事 |
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2016 04,06 16:00 |
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生理や妊娠に大きく関係している腎臓の働きを上手に調えるために、ココではもうちょっと腎臓について詳しく知って頂きたいなと思います。
前回書きましたが、腎臓は冬の内臓器です。 冬を上手に過ごすために、腎臓が中心になって体の働きを調えてくれています。 腎臓は、僕たちが活動するための「氣」と言うエネルギーを管理して、蓄えてくれています。 このエネルギーがたっぷり体の中に満ちているお蔭で、体を動かすことも、体を暖めることも出来て、冬の寒さに負けないで生活することが出来ます。 なので、腎臓が一番嫌がる事は、「冷えること」です。エネルギーを消耗し続けてしまうんです。 これは、外の寒さで冷えるだけではなく、中から冷えることも含まれます。 この寒い北海道でスカートを履いている女性を見ると本当に心配になりますし、食べている物を見てもすごく心配になります。 腎臓が元気でいてくれるためには、腎臓が中心になって働く季節である冬の過ごし方が大切です。 エネルギーを管理して、体を暖めてくれている腎臓。 冬に体を冷やしたり、がんばって動き過ぎたりすると、エネルギーが足りなくなって腎臓に大きく負担がかかってしまいます。 そうすると、まずはエネルギー不足になるので元気が無くなってきてしまいます。 そして、腎臓に関係のある症状として、腎臓が管理している耳や腰、骨に症状が出て来てしまいます。さらに、腎臓が管理している子宮や卵巣の働きも落ちるので、婦人科の症状が出やすくなったり、妊娠力が落ちたりしてしまいます。 なので、腎臓が元気でいてくれるように、冬は体を冷やさず、動き過ぎずに優しく過ごすことが基本です。 アルコールやカフェインをしょっちゅう飲んでいませんか? 砂糖、果物などの甘い物を沢山食べていませんか? 夜更かししていませんか? こんな生活をしていると腎臓に負担かかってしまうので、ちょっと反省して頂いて、摂る量を意識したり、早く寝るようにしてくださいね。 何度も言っていますが、食べちゃダメ!ではないですからね。 上手に食べれば良いんです。 朝にコーヒーとパンと果物食べて、職場に着いてコーヒー飲んで、お昼ご飯にパスタを食べて、3時におやつを食べて、夕飯にお酒を飲む。 なんて生活をしてたら体がかわいそうですよ。 まずは、出来るだけ1日に何個も重ならないようにしてくださいね。 そして、お腹と腰を暖めてあげてくださいね。 動き過ぎない、と言う事も大切なので、しっかりと休んでくださいね。 ①生殖器と内臓器の関係の話 ②五行の話 ③腎臓の話 ④春が大事 |
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2016 04,06 15:58 |
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生理を楽にして、妊娠力を高めるために腎臓に優しい生活が大切なんですが、その生活方法を知るために、ちょっと東洋医学の基本理論の1つの「五行(ごぎょう)」と言う考え方を知っておいて頂きたいと思います。
もう知ってるよ。と言う方はココは飛ばして③腎臓の話に進んでください。 【木・火・土・金・水】 世の中にある物は全て、この5つの要素から成り立っていて、全てこの5つのグループに分ける事が出来る、と言うとっても便利な考え方です。 一年間の季節も内臓器も感覚器も感情も、みんな5つに分けることが出来て、木のエネルギーを強く持っているグループ、火のエネルギーを強く持っているグループ、と言った感じに同じエネルギーを持っていて、関連性を持っている物として考えることが出来ます。 例えば<木>のグループだったら季節は「春」で内臓器は「肝臓」、感覚器は「目」、感情は「怒り」とまとめる事が出来ます。 腎臓は、<水>のグループで、季節は「冬」で、感覚器は「耳」、感情は「恐れ、驚き」です。 心と体を別々に分けて考えないで、繋がっていると考えるのが東洋医学の特徴だと思います。 この季節の内臓器は、その季節を元気に過ごすために中心になって働いてくれる内臓器、と言う風に考えるので、春を元気に過ごすために、肝臓が中心になって体全体の働きと、バランスを調えてくれているよ、と言うことです。 なので、春<肝臓> → 夏<心臓> → 秋<肺> → 冬<腎臓> と言った具合に、季節と共に中心になって働く内臓器も変わっていきます。 季節にあった生活をすると言う事は、季節の内臓器に合った生活をすると言う事です。 中心になって働いてくれる内臓器が季節毎に変わるので、その内臓器の特徴を知って、働きやすいように優しく生活をする事が大切なんです。 婦人科に大きく関係している腎臓の働きを調えるためには、冬の過ごし方がとても大切になってきます。 もう春が来てしまったのですが、春でも夏でも腎臓が嫌がる、負担になってしまうような生活を出来るだけしないようにする事が大切です。 そして、腎臓が回復するために、春の過ごし方がとっても大切なんです。 次は腎臓に優しくするために、腎臓の事をもうちょっと知って頂きたいので、腎臓について説明します。 ①生殖器と内臓器の関係の話 ②五行の話 ③腎臓の話 ④春が大事 |
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2016 04,06 15:54 |
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まずは、生理痛やPMS、不妊などの婦人科の症状の改善のために東洋医学でどう考えていくと良いのかを説明したいと思います。
東洋医学には西洋医学とはちょっと違う独特の体の考え方があって、子宮や卵巣の生殖器が正しく働くことが出来るように手伝ってくれている内臓器があると考えられています。 特に、腎臓、肝臓、脾臓の3つの内臓器が大きく関係していると言われています。 これらの内臓器の働きは、西洋医学で考えられている働きとはちょっと違う働きも持っています。 「腎臓」には子宮や卵巣などの生殖器の働きを管理する、と言う働きがあります。 なので、生殖器が元気に正しく働くためには腎臓が元気であることがとっても大切です。 そして、「肝臓」は血液をキレイにして、筋肉や内臓器に血液を巡らせる働きをしているので、生殖器がキレイな血で満たされて、正しく働けるように手伝ってくれています。 「脾臓」は消化器全体をコントロールして食べ物から血液を作り出してくれています。 消化器で「血」を作り、肝臓でキレイにして巡らせて、腎臓が生殖器の働きを調整する。 これが東洋医学での生殖器と内臓器の基本的な関係です。 もちろん、この3つの内臓器の働きはコレだけではないのですが、長くなり過ぎてしまうので、細かい働きは講座でじっくりとお話ししています。 先に上げた3つの内臓器の中で、特に大事なのは「腎臓」です。 子宮と卵巣の働きを管理しているので、腎臓が元気であることが基本です。 生理痛やPMS、子宮筋腫や内膜症などの婦人科系疾患を持っている方や、なかなか妊娠出来ないと言う方は、腎臓に優しくない生活を続けてしまうと、腎臓の働きが落ちて、生殖器の働きも落ちてしまうので、腎臓に優しい生活をする事がとっても大切です。 患者さんや生徒さんのお話しを聞いていると、普段の生活が腎臓に優しくない生活になってしまっている方が沢山いらっしゃいます。 残念ながら、腎臓について知ることや優しい生活をアドバイスされることってなかなか無いので、腎臓に優しい生活なんて考えたこともかった…知らなかった…と言う方がほとんどです。 少しでも知っていれば、ちょっと意識することが出来れば、体はちゃんと応えてくれて、自分で元気になれるんです。 ぜひぜひ腎臓に優しい生活をみなさんに知って頂きたいなと思います。 ①生殖器と内臓器の関係の話 ②五行の話 ③腎臓の話 ④春が大事 |
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