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2012 01,13 23:24 |
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季節に合わせた過ごし方をよく聞かれるので、
以前書いた物をちょっと修正してみました。 冬の過ごし方、養生法です。 暦の上では11月7日の「立冬」から冬です。 細かく見ると、今は「寒(かん)の入り」と言われる「小寒(しょうかん)」の時期で、 来週21日から1年で1番寒さの厳しい時期の「大寒(だいかん)」に入ります。 「立春」頃までが寒さのピークですね。 東洋医学の陰陽で冬という季節をみると、天の気の陰性が最も強くなる季節です。 天の陽気(暖かさ)が地上に届かず、水が凍るほど寒さが厳しく全ての物が 隠れ潜む時期と考えられています。 冬の間、動物達は春に備えて冬眠をしますよね。私達ヒトも同じですが、 さすがに冬眠をするわけにもいかないので、バタバタと動き回る事無く、 春に向けて力を貯えましょう。 この力を貯えるとは、やりたい事を春になったら実行するためにしっかりと 計画を立てるという事です。もちろん体の調子を調えると言う意味もあります。 冬は新しい事を始めたり、動き回る季節ではありません。 私達の生活リズムは「早寝遅起」が基本になります。 1年で1番日が短い季節ですから日が沈んだら動き回らない事、 寒さにあたって体を冷やさないようにする事が大切です。 また、体を冷やさないために、体内の暖かさ(陽気)を逃がさないようにする事も 大切なことなので、夏と同じように運動をしたり、たくさん辛い物やアルコールを 食べたり飲んだりして汗を沢山かく事のないようにしましょう。 冬の食べ物の事をもう少し詳しく。 東洋医学ではそれぞれの季節に体に必要な「味(性質)」の「五味」と言う考え方があます。 冬は 『鹹味』 と言われています。 難しい漢字ですが「カンミ」と読みます。意味は「塩辛い味」と言う事です。 冬に採れる物(野菜では根菜類など)は塩辛くなくても五味の『鹹味』に入ります。 『鹹味』には体内の無駄な水分を排出して冷えを防ぎ、体を温める働きがあると言われています。 根菜類を味噌や醤油で煮込んだ料理などが冬にはお勧めです。 マクロビオティックの陰陽の考え方では、『鹹味』は陽性です。 陽性は収縮のエネルギーですから、ギューっと収縮して体内の無駄な水分を 搾り出して身体を温めると考えてください。 冬は味付けの塩、醤油、味噌の量を少し多くしてください。 ただ、塩を増やしすぎると体内の水分が減って、血液がドロドロになってしまいますから 気をつけてください。食後に喉が渇いて水分が欲しくなったら塩分が多過ぎです。 そして、 『鹹味』の働きを助けるために『辛味』を少しだけ足してください。 あと、ちょっと『苦味』を足してあげると、より体のバランスを整えることが 出来る味付けになると考えられています。(ピーマン、ごぼう、など) もちろん着る物も大切です。 とにかく冷えを体に入れないこと。上手に重ね着をして下さい。 重ね着のことはこちらをどうぞ。 ・重ね着のススメ ・重ね着のススメ② 1年を陰陽でみると冬が最も陰性が強い季節ですが、1日でみると夜が最も陰性が強くなります。 冬の夜、1年の中で最も陰性が強くなる時間です。 1年中晩酌を楽しんでいる方。冷たいビールは身体を冷やし過ぎますからね。 せめてお湯割りにして下さい。 晩酌も季節に合わせて上手に楽しんでくださいね。 PR |
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