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2015 11,10 18:12 |
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マクロビオティックの最後のポイントは、
理屈で頭で決めるのではなく、その人の心と体の反応で決めていくこと、です。 マクロビオティックの本には、陰陽のバランスを整えてくれると言われる食事や生活が書いて ありますが、ちゃんと自分の心と体の反応で選んでいく必要があります。 ある時期までは必要だったけど、心や体の状態が変われば必要ではなくなることもあります。 その時期も、心や体の反応を見ていればちゃんと分かります。 コレは私に効く!なんて決めつけて摂り続けないで、体が必要無いよって教えてくれたら、 摂るのをやめて、今体が必要としているものを選んで生活をする事が大切です。 ほとんどのマクロビオティックの本には、病名に対する対処法やレシピも書かれています。 良い面もあるとは思いますが、かえって難しくしてしまっている面もあると思います。 それは、その病名の症状の変化だけを見るようになってしまうと言う事です。 例えば、マクロビオティックを始める理由にアトピー性皮膚炎を治したくて、と言う方は多いと 思います。うちにも沢山いらっしゃいますが、病名だけで自分の体を見てしまうと、肌しか 見なくなってしまって、肌の状態の変化に一喜一憂するようになってしまいます。 しょうがない事だとは思いますが、これだと勿体無いマクロビオティックの使い方になって しまいます。 アトピー性皮膚炎の肌がキレイになっていく前に、体には沢山の変化が起きます。 病名が付くほどのハッキリと分かる症状は、体のバランスが長い時間崩れ続けた結果です。 なので、治るのには時間がかかるので、最後に肌が治っていくと思ってください。 肌の状態が良くなっていく前に、体の働きが整って、バランスが戻ってくる事で起きる沢山の 変化を意識して、体の働きが整ってきているかどうかを見る事が大切です。 病名だけを見てしまうと、この細かい変化に気が付けなくて、今やっている方法で良いのか どうかが分からなくて、不安になってやめてしまう人も沢山います。 なので、体の細かい変化を知る事が大事です。 残念ながらあまり本には書かれていないと思いますが、体はいっぱいサインを出してくれています。 睡眠、目覚め、肩こり、腰痛、食欲、便通、生理、などなど… みんな昔からあるから、とか、年のせいとか言って、この症状とは関係ないって思っているかも 知れませんが、関係ありますからね。 いろんなサインがありますが、まずは朝の目覚めを見てもらうと分かりやすいと思います。 自分の体に優しくすれば目覚めは良くなりますが、合わない優しくない事をすると目覚めは 悪くなって、頭が重だるい感じになりますからね。 血圧のせいにしている人もいると思いますが、ちょっと朝の目覚めを意識してみて下さいね。 もちろん、心の変化もしっかりと感じて頂きたいと思います。 ものすごく大まかに言うと、陰性に傾くと、より消極的になったり、ルーズになったり、 やる気が出なくなったり、心と体からエネルギー(熱)が足りないような感じになります。 反対に陽性に傾くと、積極的になったり、焦ったり、イライラしやすく攻撃的になったりと、 心と体にエネルギー(熱)がこもって溢れるような感じになります。 いつもの自分と違う感じがあれば、ぜひ陰陽を意識してみて下さい。 そして、最近の生活を振り返ってみて下さい。 きっと、やる気が出ない理由や、イライラしている理由が意外なところに見つかると思います。 マクロビオティックは全体を見て、心と体からの声を聞いて、心と体に合わせて無理のない 生活をして、心と体の変化をゆっくり待つ、と言う生活です。 マクロビオティックは、心と体の変化を知るために、どう整えるかを分かりやすく二択にする ために、陰陽を使います。 そして、心と体に与える影響の大きい食事を大事にしながら、生活全体で陰陽が整って、 体が緩むようにしてあげて、待つ、それだけです。 専門家でなくても誰でも簡単に出来るようになっているのがマクロビオティックです。 マクロビオティックの生活をする事で息苦しくなってしまったら、なにかがズレています。 がんばったり、決めつけたりしていないでしょうか? マクロビオティックは元気になるために、心と体の声を聞くために、陰陽を取り入れた とっても自由で楽しい生活です。 ぜひ多くの人に陰陽を意識した生活をして元気に毎日を過ごして頂きたいと思います。 以上、風の音治療院の考えるマクロビオティックでした。 ちょっとと言いながら長文になりました。最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。 PR |
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2015 11,08 19:41 |
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マクロビオティックは生活方法だと書いてきましたが、人の心と体の陰陽のバランスに強く影響を
与えるものが「食べ物」です。 そして、当然この食べ物にもそれぞれ陰陽があります。 陽性の食べ物には、力を集めるようにギュッと「締まる」作用があります。 陰性の食べ物には、巡らせるためにフワッと「緩む」作用があります。 陰性は冷やす、陽性は暖める、と聞いたり、見たりした人も多いと思いますが、それを基準に 考えるとちょっと視野が狭くなるので、締まると緩むを基準に考えた方が良いと思います。 で、陽性のものを沢山食べれば心と体は陽性に傾きますし、陰性のものを沢山食べれば陰性に 傾きます。 もちろん、普段の生活の影響でもその人の陰陽のバランスも変わってくるので、大事な事は普段の 自分と比べて、今の自分はどちらかに傾き過ぎていないか、に気が付く事です。 そして、もし陽性に傾き過ぎてバランスを崩していることに気が付いたら、熱を冷ますことを したり、陰性の物を食べる。陰性に傾き過ぎていたら熱を取り入れることをしたり陽性の物を 食べる。それだけで時間と共に自分の元々の陰陽のバランスに調整されて、元の元気な自分に 戻ることが出来ます。 ココにも気をつけて頂きたい大事なポイントがあります。 陰陽のどちらにも傾いていない安定している状態を「中庸(ちゅうよう)」と言うのですが、 マクロビオティックの本に書いてあるような中庸な人になろうとしないでくださいね。 あれはあくまでも目安です。 全ての人にはそれぞれ持って生まれた陰陽のバランスがあります。 7:3位に陽性が多く生まれて来た人もいれば、その逆に陰性が多く生まれてきた人もいます。 それがその人の中庸です。 この自分の中庸である性格や体質は、親から貰ったものなので、しょうがないんです。 自分のせいじゃないので、持って生まれた自分の陰陽のバランスを知って、素直に受け入れて、 開き直ってくださいね。 自分の中庸とは違うタイプの人に憧れて目指しても、無理があるので体調を崩していくので、 やめてくださいね。 ちなみに、僕の兄は物凄く社交的ですが、僕は物凄く非社交的です。 でも良いんです。持って生まれた陰陽が違うだけなので、社交的になろうとしなくて良いんです。 マクロビオティックを食事だけで考えてしまっている人が多いのは、食べ物の影響がすごく大きい からだと思います。 でも、陰陽が整えば何でも良いので、食事だけに囚われるのではなく、体を動かしたり、お腹を 暖めたり、生活全体で陰陽を意識して頂きたいと思います。 最終回④につづく |
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2015 11,05 21:45 |
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生活を調えるための基準になるのが東洋医学の「陰陽」です。
「太陽」と「影」 世の中すべての物はこの2つのような相反するエネルギーで出来ていると言うのが陰陽説の基本です。 「陽」は明るく、暖かく、活動的。 「陰」は暗く、冷たく、おとなしい。 イメージが大事で、この2つのイメージで全ての物を判断していくのですが、必ず2つの物を比較 して、どちらかが陽で、どちらかが陰になる、と言うように見ていきます。 どちらかが良くて、もう一方は良くない、と言うものでもありませんし、コレは絶対に陽だ、と 言うように決めつけられるものでは無く、比較するものが変われば陰陽も変わります。 男性と女性を比べれば、基本的に男性の方が筋力もあって活動的なので、女性と比べると「陽」に なります。 その「陽」の男性を2人比較したら、より活動的な男性が「陽」で、大人しい華奢な男性は「陰」 になります。 声が大きくよく喋る女性と、声が小さく物静かな男性を「喋る」と言う事で比べると、よく喋る 女性が「陽」で、物静かな男性は「陰」になります。 陰陽は比較するもの、比較する基準で変わるので、決めつけないでくださいね。 この「決めつけない」と言うのがマクロビオティックのとっても大事なポイントです。 「肉は体に良くない。」 「砂糖は体に良くない。」 「玄米菜食が体に良い。」 こう考えている人もいるかと思いますが、良い事も悪い事も決めつけてはいけません。 決めつけてしまと、もうそれは「陰陽」の考え方から外れてしまうので、マクロビオティックでは なくなってしまいます。 肉や砂糖を沢山食べてマイナスの影響があれば、それをどうやって早く元に戻すか、が大事ですし、 肉や砂糖が必要な時だってあります。 人によって、その時々によって変わりますし、美味しいって感じることにも、美味しくないって 感じることにも意味があります。 なので、当院のマクロビオティックは「玄米菜食」でもありません。 体の状態に合わせて、体に必要な物を食べる事が大事で、息苦しい生活になってしまっては心と体 に優しくないですからね。 マクロビオティックはとっても自由な生活方法なんです。 ③につづく |
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2015 11,04 19:36 |
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風の音治療院ではマクロビオティックで皆さんに生活のポイントをお伝えしているのですが、
最近インターネットや本などを見たり、患者さんから話を聞いたりすると、マクロビオティックと 言っても色々な考え方や解釈の仕方があるみたいで、そのせいで混乱している人もいたりして、 なんだか勿体無い事になっているようです。 なので、私なりに考えるマクロビオティックについて、ちょっと書いておきたいと思います。 (すみません、ちょっとと言いながら、書いてみたら全4編の大作になってしまいました…) 風の音治療院の考えるマクロビオティックのキーワードは、 「陰陽を意識した生活」 「がんばらない」 「決め付けない」 「受け入れて、開き直る」 「心と体のサインを意識する」 です。 もし、こんなのマクロビオティックじゃないよ、と言われたら… その時に考えます… まず、マクロビオティックを一言で言うとしたら、「陰陽を意識した生活」です。 食事療法だと思っている方も多いかもしれませんが、「生活方法」です。 食事だけで整えようとするのではなく、生活全体で本来その人が持っている心と体のバランスに 整えて、元気でいられれば良いので、「陰陽を意識した生活」です。 食事だけで調整しようとすると、大好きな甘い物をちょっと無理して我慢してしまったりして、 ストレスが増えてしまう事もあると思いますが、無理はしなくて良いんです。 「陰陽を意識した生活」をして、自分のバランスが取れるとどうなるか? これがとっても大事なポイントなんですが、 「緩む」んです。 普段の生活でいつの間にか緊張してしまった心と体が緩んで、本来の働きに戻ることで元気に なります。自分らしくいられるようになります。 もちろん緩み過ぎても良くないので、ちょっと分かりにくい表現かも知れませんが、 「正しく緩む」と言う事です。 なので、マクロビオティックの大事なポイントは、「頑張っちゃダメ」と言う事なんです。 緩めるためにやっているのに、頑張ったら緊張してしまいます。 上手に緩むためには、無理な制限などはしないで、ゆるゆると少しずつ出来る事から優しい生活に すれば良いんです。 食事だけで調整しようと頑張らないで、足りない分は生活の中で補うように、心と体が喜ぶ生活を 意識して頂きたいと思います。 (もちろん、症状によっては、生活全体で出来る事を増やしてもらうこともあります。) ②につづく… |
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2015 10,16 07:58 |
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去年、札幌市立栄中学校の保護者会で「子どものための優しい生活勉強会~おうちで出来る
自然療法」と言うタイトルの講座を開いたのですが、ありがたいことに、今年も開催させて 頂ける事になりました。 しかも、去年参加された保護者の方から話を聞いた別の学年の保護者の方達からリクエストが あってと言う事なので、東洋医学や自然療法に興味がある方が増えてきているのが尚うれしい ですね。 最近は、不登校になってしまう子供が各クラスに何人かいるそうです。 自分の小学校、中学校時代には、学年に1人か2人くらいだったと思うので、ものすごく増えて いるんだと思います。 そして、どうしたら良いのか迷っている方が沢山いて、よく相談されます。 その時には、生活を整える事をお伝えするのですが、それは東洋医学をベースにした、とっても シンプルで簡単に出来る生活方法です。 「○○は食べちゃいけない」とか「△△を毎日したほうが良い」とか、そんな大変な事をしなくて も大丈夫です。 もっと簡単で、もっとシンプルで、ふわっと緩んでいくような生活です。 みんな、病院や治療院に行かなくて良いくらい元気。 コレ、僕の理想です。 大人が知って、実践している事が大切で、子供たちは大人の影響を受けて自然と元気になります。 大人が元気なら、子供も元気なので、まずはみなさん大人に元気になって欲しいなと思います。 このような機会を作って頂けて、本当にうれしく思いますし、広がっていって欲しいなと思います。 |
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