2025 02,02 23:37 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
|
2009 11,21 21:24 |
|
東洋医学の五行で冬の五味は『鹹味』です。
『鹹』
難しい漢字ですが「カンミ」と読みます。 意味は「塩辛い味」と言う事です。
冬に採れる物は塩辛くなくても五味の『鹹味』に入ります。 『鹹味』には体内の無駄な水分を排出して体を温める働きがあると言われています。 マクロビオティックの陰陽の考え方では、「塩辛い味」は陽性です。
陽性は収縮のエネルギーですから、ギューっと収縮して体内の無駄な水分を搾り出して
身体を温めると考えてください。 冬は味付けの塩の量を少し多くしてください。 ただ、塩を増やしすぎると体内の水分が減って、血液がドロドロになってしまいますから
気をつけてください。
冬の養生法の食事は、旬の食べ物、『鹹味』の食材を食べる事。
冬の天の気は陰性なので地の気(地球の中)は陽性になります。
冬に取れる土の中の食べ物はすごく陽性の強い食べ物という事になります。
大根とかカブとかですね。
冬は陰性の天の気に身体を冷やされないために陽性の物を食べましょう。
『鹹味』の働きを助けるために『辛味』を少し足してください。
あと、ちょっと『苦味』を足して体のバランスを整えましょう。 1年を陰陽でみると冬が最も陰性が強い季節ですが、1日でみると夜が最も陰性が強くなります。
冬の夜、最も陰性が強くなる時間です。 仕事終わりの冷たいビールは身体を冷やしすぎますからね。気をつけてくださいね。 PR |
|
2009 11,08 21:31 |
|
昨日11月7日、立冬です。
先日早くも雪が降りましたが、暦上でも昨日から冬になります。
冬という季節は、天の気の陰性が最も強くなる季節です。
天の陽気が地上に届かず、水が凍るほど寒さが厳しく全てのものが隠れ潜む時期です。 冬の間、動物達は春に備えて冬眠をします。
私達ヒトも同じですが、さすがに冬眠をするわけにもいかないので春に向けて力を貯えましょう。
この力を貯えるとは、やりたい事を春になったら実行するために計画を立てるという事です。
冬は動き回る季節ではありません。 私達の生活リズムは「早寝遅起」が基本になります。
1年で1番日が短い季節ですから日が沈んだら動き回らずに、 寒さにあたって体を冷やさないようにする事が大切です。
実際に寒い空気に触れて体を冷やすと言う事だけではなく、
体内の暖かさ(陽気)を逃がさないようにすると言う事でもあるので
運動をしたり、辛い物を食べたり、アルコールを飲んだりして汗を沢山かく事のないようにしましょう。 次回は「冬の食べ物」のお話をします。 |
|
2009 08,28 17:13 |
|
ちょっと間隔が空いてしまいました、すみません…
秋の養生法②は食事です。 東洋医学の五行で秋の五味は『辛味』です。 秋に採れる物は辛くなくても五味の『辛味』に入ります。 『辛味』には体内の気を巡らせて温める働きがあると言われています。 ただ、香辛料の『辛味』を取る量には気をつける必要があります。 『辛味』の持つ「気を巡らせる」働きは強くなると「発散する」という働きになります。 「発散する」とは体の中にある物、熱を発散するという事です。 香辛料の『辛味』は強いので「発散する」働きを持っています。 夏の暑い時に、香辛料の『辛味』を沢山取って汗と一緒に熱を発散する、 暑くて湿気の多い東南アジアに香辛料が多いのは熱を発散して体を冷やしたいからです。 北国に住む私達には香辛料はちょっとで十分です。 秋に取れる野菜には体を温める働きがあるのでしっかり取りましょう。 体が冷えている時は、体を温める作用の強い『塩味』を一緒に取るとより温まります。 涼しい秋に熱を発散してしまうと体が冷えて体調を崩しやすくなってしまうので気をつけましょう。 秋の養生法の食事は、旬の食べ物、『辛味』の食材を食べる事。 『辛味』の働きを助けるために『甘味』を少し足してください。 身体が冷えている人は『塩』を少し取って温めましょう。 あと、ちょっと『酸味』を足して体のバランスを整えましょう。 東洋医学では、秋は収穫の季節と言われています。 食欲の秋だからしょうがないのですが、食べ過ぎに気をつけてくださいね。 自分の体に収穫し過ぎませんように… |
|
2009 08,11 00:37 |
|
秋と言えば「食欲の秋」ですね。
食欲が旺盛になって、食べ物が美味しく感じられる季節ですよね。 でも、なぜ秋は食欲が旺盛になって、食べ物も美味しく感じられるのでしょうか? 東洋医学の考え方では、 食欲と味覚、この2つの働きをコントロールしている臓器は脾臓だと言われています。 この脾臓とは、胃腸など消化器全ての働きを管理している臓器の事で、 脾臓の働きが良ければ食欲も出て味覚も鋭くなります。 それぞれの臓器には働きが良くなる気候と働きが低下する気候があります。 脾臓に1番悪い影響を与えて、働きを低下させてしまう気候が「湿気」です。 反対に最も脾臓の働きが良くなる気候は「乾燥」です。 夏の蒸し暑さで脾臓の働きは低下し、食欲は低下して味覚も鈍くなります。 空気の乾燥した秋になると脾臓の働きは旺盛になって、食欲も出て味覚も鋭くなります。 これが「食欲の秋」の理由の1つです。 もう1つの理由は、秋は植物が実をつける収穫の季節です。 秋には美味しい食べ物が沢山なります。 秋という気候に合わせて、人の胃腸の働きは旺盛になって、植物は美味しい実をつける。 これが「食欲の秋」の理由です。 でも秋の気候のせいにして美味しい物を食べ過ぎないでくださいね。 腹八分目でお願いします。 あと、今の時期、暑いからといって水分を取り過ぎないように気をつけて下さい。 水分は湿気の元ですよ。 |
|
2009 08,07 20:15 |
|
今日8月7日は立秋です。
最近ようやく日が照って夏っぽくなったと思っていたのに暦上、今日から秋です。 ただ、秋っぽく空気が乾燥してくるのは秋分の頃だと言われています。 秋という季節は、植物の葉や花が枯れ落ち実をつける時、動物は冬に備えて栄養を蓄える時です。 私達の生活リズムは「遅寝遅起」が基本になります。 だんだん日が短くなってくるので、夏よりも少し長く寝るようにしましょう。 動物が冬眠の前に栄養を蓄えるように、私達も「気や栄養」を発散し過ぎないで 冬に備えて体の中に蓄える事が大事な季節です。 夏のように汗をかいて、気を発散し過ぎないように気をつけましょう。 また秋といえば「食欲の秋」ですよね。 秋と食欲についてはまた次回。 |
|
忍者ブログ [PR] |