2024 11,21 19:28 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
|
2015 12,22 06:58 |
|
“冬になると子供が体を動かさなくなって、夏よりも元気が無くなったように見えるのですが、
どうしたら良いんでしょう… もっと外に出て、体を動かした方が良いんでしょうか?” 冬になるとよく質問される事なのですが、「暖かい季節は活動的になって、寒い季節はおとなしくなる。」これが動物の1年の基本のリズムなので、冬は活動量が減って大人しくして、無理に体を動かそうとしなくても良い季節です。 東洋医学では、動物が活動するためのエネルギーとして「気」と言うものがあると考えられています。 「気」を使って活動して、食事や呼吸で静かに「気」の回復を待って、また活動する、と言う感じです。 そして、陰陽でなんでも2つに分けて考えるのも東洋医学の1つの特徴なのですが、この「気」も陰陽に分けて考えると「陽気」と「陰気」の2つに分けて考えることが出来ます。 これは字のイメージのままです。 「陽気」は明るくて、楽しそう、活動的なイメージで、「陰気」は暗くて、静かて、おとなしそうなイメージですよね。 僕たちは「陽気」と「陰気」の2つの「気」を持っているのですが、一人一人持っている割合が違います。 「陽気」が多い人は、元気で明るく活動的な人で、「陰気」が多い人は静かでおとなしい人です。 この「陽気」と「陰気」の割合は基本的には親から貰った決められたものなので、僕たちががんばって変えようとすると、ちょっと無理してる感じになってしまいます。 そして、この持って生まれたバランスをベースに、食事や生活、環境の影響を受ける事で、より「陽気」な人になったり、「陰気」な人になったりするのですが、本来のバランスから大きくズレてしまうと、ココロとカラダのバランスも崩れていってしまいます。 基本「陰気」な僕がものすごく「陽気」に振る舞っていたら「あいつ無理してる。おかしい。」って感じますよね? で、無理した僕は、ぐったり疲れて、風邪を引いたりするんです… 良いですね、無理しなくて良いんです。 この「陽気」と「陰気」。食べ物の影響がすごく大きいのですが、季節の影響も受けます。 暖かい季節の空気は「陽気」が溢れていて、寒い季節は「陰気」に溢れています。 僕たちは呼吸をする事でこの「気」を取り入れているので、僕たちの体の中は、夏は「陽気」が増えてより楽しく活動的になって、冬は「陰気」が増えてゆっくりと大人しくなります。 これは皆さん全員に起きている、とっても自然な事なんです。 元々「陽気」の多い人は冬になっても、寒さの影響を受けにくいのですが、元々「陰気」の多い人は、寒さの影響を受けて、より「陰気」になって活動量が減ります。ちょっと元気が無いように見えるかも知れません。 今回質問された患者さんは「陽気」の多いタイプで、お子さんは「陰気」が多いタイプでした。 そうすると、患者さんは冬になってもあまり変わることなく活動できるのに、お子さんは冬になると元気が無いように見えて心配になってしまっていたのですが、これは自然な事で季節に合った正しい反応なので心配しなくて大丈夫です。 そして、僕たちは活動する時には「陽気」を使います。 体を動かすと言う事は「陽気」を消耗すると言う事なので、回復するために大人しくしていると、もっと元気が無くなったように見えてしまうと思います。 また、この「陽気」は体が冷えないように暖めてくれているエネルギーでもあります。 元々「陽気」が少ない人は、冬は寒さに負けないように、「陽気」を消耗しないように活動量をセーブしています。 もし、無理にがんばって動いて「陽気」が体から足りなくなってしまうと、体を暖めることが出来ず、外の寒さに負けて体調を崩しやすくなってしまうので、無理して活動しないで、冬の間は「陽気」を大切にして静かに生活をして頂きたいなと思います。 元々「陽気」が少ないタイプの人には冬の過ごし方をちょっと気を付けて頂きたいのですが、続きは次回… 話しはまだ終わりませんでした… PR |
|
|
忍者ブログ [PR] |