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2015 12,23 06:18 |
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前回の記事「冬になると元気がなくなって心配…」の続きです。
「陰気」が強くなる冬は、他の季節よりも自分の中に「陰気」が増えるので、元々おとなしく、静かな人はもっとおとなしく静かな人になるのですが、陰陽のバランスが偏り過ぎないように、ちょっと気を付けて生活をして頂きたいなと思います。 もし夏の疲れや、最近の不摂生などで「気」が足りなくなってしまっていると、本来あるべき「陽気」も少なくて、ものすごく「陰気」が多い状態に傾いてしまいます。 そうすると、活動するエネルギーが足りなくて、やる気が出なかったり、気持ちが後ろ向きになったり、ココロとカラダがウツのような状態になってしまいます。 今回質問された患者さんのように、冬になってお子さんの元気が無いように見えると心配になってしまうとは思うのですが、対処法や予防方法はとってもシンプルで簡単です。 「陽気」を増やせば良いだけです。 まずは、春になると空気に「陽気」が増えてくるので、呼吸で「陽気」を取り入れて自然と元気になってくるのを待っていれば大丈夫です。 ただ、冬の間を元気なく過ごしてしまうのも勿体ないので、その時にはちょっと食事を意識してみてください。 マクロビオティックで言われている「陰性」の物、特に陰性さの強い「極陰性」の物を減らしてください。 僕たちの体は寒さやストレスで緊張すると、緊張を緩めるために「陰性」の物が欲しくなります。特にガツンと緩めてくれる極陰性の甘い物や小麦製品、カフェイン、アルコール、添加物を使った物が欲しくなります。 これらの物は強く緩めてくれるので、たしかにその瞬間の満足感は強いのですが、体はもっと陰性に傾いて「陰気」の満ちた体になってしまって、もっともっと動けないココロとカラダになってしまいます。 そうなってしまうのは勿体ないので、ちょっと意識して極陰性の物を減らしてみてください。 今まで好きで食べていた極陰性の物を完全にやめようと我慢する事にも無理があるので、そういう時は「陽性」の食べ物やお手当を増やしてあげてください。 簡単なのは塩分を摂る事です。 塩、醤油、味噌などでの料理の味付けをちょっと濃くしても体の中の「陽気」は増えますし、寒さに負けにくい体になります。 他には、梅干しを食べても良いと思いますし、「陽気」の塊である「火」を沢山使った料理、例えばコトコト長時間火にかけて煮込んだ料理などは「陽気」が多いので、冬にお勧めですし、肉、魚、卵などの動物性食品を摂る事も、「陽気」を増やすことになります。 また、外から体を暖めてあげることも、体の「陽気」を増やすことになるので、じっくりと体を暖めて頂ければと思います。 その方法は以前ブログに「暖める事シリーズ」で書いてあるので、そちらをご覧ください。 体を暖めること ~冷え症や元気が無い方に~ 長くなってしまいましたが、冬になると元気が無くなることは自然な事です。 ただ、元気が無くなり過ぎてしまったら、それは自分の中の「陽気」が不足しているサインです。 その時にはちゃんと原因を探して頂きたいと思います。 寒さで「陰気」が増えているのか、生活の不摂生で「気」が足りないのか、「極陰性」の食べ物が多いのか… 原因を見つけて、意識して生活をして頂くと時間と共に元気が戻ってくるので、慌てたり、気持ちを奮い立たせて活動したり、なんて言う無理はしないでくださいね。 ではでは、春を楽しみに上手に冬を過ごしてくださいね。 PR |
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